<いびきとは?>
たかがいびき、と軽くみてはいませんか?
いびきは時として病気のサインでもあります。睡眠時無呼吸症候群などの呼吸障害をはじめ、高血圧、動脈硬化、不整脈、脳梗塞などの生活習慣病の原因となることが指摘されています。
また、ご家族への大きなストレスとなり、人間関係を悪化させてしまうことも大きな問題です。ご自身のためにも、ご家族のためにも、いびきは早期に治療することが重要です。
<注意すべきいびきの症状とは>
■周囲に迷惑なほど強いいびきをかく
■夜中に何度も起きる
■起床時に頭痛がする
■日中、強い眠気が襲ってくる
■集中力が低下してきている
<いびきの原因とは>
気道の周りの柔らかい部分が振動を起こすことによって、いびきは発生します。原因としては、次のものが考えられます。 ①口呼吸 ②肥満や顎の骨格が小さい ③疲労、ストレス ④飲酒、老化、薬物などにより筋肉が緩んでいる ⑤鼻やのどの病気、炎症 いびき自体を病気とはいえませんが、「睡眠時無呼吸症候群」のように呼吸が何度も止まる場合は、日中の強い眠気の要因となったり、心筋梗塞や脳卒中につながることもあり、大変危険な状態です。早急に治療が必要となります。
<いびきの検査・治療とは>
まずは原因を特定することが第一です。当院ではアプノモニターという装置を自宅に持ち帰っていただいた上で睡眠検査を行い、いびきの程度に応じて生活習慣改善指導を行います。また、睡眠時無呼吸症候群の治療や手術が必要な場合には、治療を受けられる病院をご紹介いたします。