外耳道炎(外耳炎)

<外耳道炎とは?>

 耳穴の入り口から鼓膜の手前までを「外耳道」と呼びます。この外耳道に炎症が起きるのが外耳道炎です。炎症による痛みや症状におうじてはかゆみ、耳だれなどの症状が特徴です。

<外耳道炎の症状とは>

■耳の痛み

■耳のかゆみ

■炎症から起きる耳だれ、耳だれによる臭い

<外耳道炎の原因とは>

 外耳道炎の原因のほとんどは「耳かきや綿棒の使い過ぎ」です。本来、外耳道は滅多に外傷が起きる場所ではありません。そこが炎症を起こしているということは「何か」で傷をつけていることに他なりません。その「何か」が「耳かきや綿棒」なのです。外耳道には迷走神経という神経が走っており、そこを耳かきなどで刺激すると気持ちよく感じる場合があります。それが習慣化されて刺激を与えるべく耳かきなどで外耳道を触っているうちに外耳道に炎症を起こされる方が多いです。名古屋駅前院ではお子さんよりも大人の方で外耳炎を繰り返しているような方が多くお越しになられています。

<外耳道炎の治療とは>

 耳の炎症を抑えて回復をはやめるべく外耳の処置を行い、耳の挿し薬(点耳薬)を処方します。炎症がひどい場合は内服薬や軟膏を処方する場合もあります。いずれにせよ、治療中は絶対に耳を触らないようにしてください。本来、耳掃除は2週間~1カ月に1度程度すれば十分です。そもそもご自身で耳掃除をする場合は耳の中が見えず、傷をつけてしまう可能性が高くなります。耳掃除が難しいような場合には遠慮なく耳鼻咽喉科医院を受診して、耳鼻科医に耳垢を除去してもらうようにしてください。